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2025/05/15

手根管症候群について

手根管症候群の痛みが出る主な原因は、「正中神経(せいちゅうしんけい)」が手首の手根管という狭いトンネル内で圧迫されることです。

手根管症候群の原因をもう少し詳しく説明すると:
1. 手根管とは何か?
手首には「手根管」と呼ばれる狭いトンネル状の構造があります。骨と靭帯で囲まれており、その中を正中神経や腱(屈筋腱)が通っています。
2. 正中神経の役割
正中神経は親指、人差し指、中指、薬指の半分の感覚と、親指の動きを司っています。
3. なぜ痛くなるのか?(圧迫のメカニズム)
手根管の中が狭くなる、あるいは中の構造物(腱など)が腫れることで、正中神経が圧迫されます。
圧迫されると、神経に炎症が起きたり、神経伝達がうまくいかなくなり、以下のような症状が出ます:
• 手や指のしびれ(特に夜間や朝に悪化)
• 焼けるような痛み
• 指先の感覚が鈍くなる
• 親指の筋力低下(重症の場合)
4. 圧迫の原因になる主な要因
• 同じ動作の繰り返し(タイピング、家事、工場作業など)
• 妊娠や更年期(ホルモン変化によるむくみ)
• 糖尿病、甲状腺機能低下症、リウマチなどの疾患
• 手首の骨折や捻挫の後遺症
• 腫瘍やガングリオンなどの異物
手根管症候群について
手根管症候群について

2025/05/11

巻き爪について

巻き爪(陥入爪)の主な原因は、以下のような要因が関係しています:
1. 間違った爪の切り方
爪の両端を深く切りすぎたり、丸く切ると、爪が皮膚に食い込みやすくなります。
2. 足に合わない靴の着用
つま先が狭い靴やハイヒールなど、足先に圧力がかかる靴を履くことで、爪が圧迫され、巻きやすくなります。
3. 遺伝的な要因や体質
生まれつき爪の形が丸まりやすい人もいます。
4. 外傷や過度の運動
スポーツや事故で足先に負担がかかると、爪の成長に影響して巻きやすくなります。
5. 歩行不足や寝たきり生活
歩行による適度な圧力が爪の正常な成長に必要であり、活動量が少ないと巻きやすくなります。
6. 加齢による爪の変形
高齢になると爪が厚くなったり、変形しやすくなるため、巻き爪のリスクが高まります
巻き爪について
巻き爪について

2025/05/07

疲労骨折について

疲労骨折(ストレス骨折)は、骨に繰り返しかかる負荷が原因で発生する微小な骨折です。たとえば、長距離ランニングや過度の運動、軍事訓練などにより、骨に蓄積的なダメージが生じることで発生します。以下は、疲労骨折の治癒期間および回復に関する詳細な情報です。



1. 治癒期間の目安
• 一般的な期間:
疲労骨折の治癒期間は一般的に6週間から12週間程度とされています。ただし、これはあくまで目安であり、実際の回復期間はさまざまな要因によって変動します。
• 要因に基づく違い:
• 骨折部位:
足や脛骨、骨盤など、部位によって血流量や骨の治癒能力が異なります。血流が豊富な部位は比較的早く回復する傾向にあります。
• 骨折の重症度:
骨の損傷が大きい場合や微細な亀裂が多数認められる場合は、回復により長い期間が必要になることがあります。
• 個人の健康状態:
年齢、栄養状態、ホルモンバランス、基礎疾患などが治癒力に影響します。たとえば、若年者は高齢者に比べて回復が早い傾向があります。
• 治療とリハビリテーション:
早期の診断と適切な治療(安静、適切な固定、補助具の使用など)、そして段階的なリハビリテーションが行われると、回復期間が短縮される可能性があります。
疲労骨折について
疲労骨折について

2025/05/03

変形性膝関節症の対策

変形性膝関節症の対策は、進行を防ぎ、痛みを和らげることが中心です。以下のような方法があります:



【1】生活習慣の見直し
• 体重管理:体重が減ると膝への負担が軽くなり、痛みが軽減します。
• 正しい姿勢や歩き方を意識する。O脚・X脚を悪化させないためにも大切です。



【2】運動療法(リハビリ)
• 太ももの筋肉(特に大腿四頭筋)を鍛えると、膝の安定性が増します。
例:イスに座って足を伸ばす運動、スクワット(軽め)など
• 水中歩行やストレッチも関節に負担が少なくおすすめです。



【3】装具・サポーターの使用
• **膝のサポーターや足底板(インソール)**で、膝の動きを安定させたり痛みを軽減できます。



【4】薬物療法
• **鎮痛薬(消炎鎮痛剤)**の服用
• ヒアルロン酸注射を関節に打つことで、滑りを良くし痛みを減らします。



【5】手術(重症の場合)
• 骨切り術(若い人向け)
• 人工膝関節置換術(軟骨の損傷が進行している高齢者向け)
変形性膝関節症の対策
変形性膝関節症の対策

2025/04/29

変形性膝関節症について

**変形性膝関節症(へんけいせいひざかんせつしょう)**とは、
膝の関節の軟骨がすり減ったり傷ついたりして、痛みや腫れ、関節の変形が起こる病気です。

主な原因は、
• 加齢(年齢とともに軟骨がすり減る)
• 体重の増加(膝への負担が大きくなる)
• けがや過去の膝の病気
などです。

症状としては、
• 膝の痛み(特に歩き始めや階段の上り下りで)
• 膝のこわばり
• 腫れたり、動かしにくくなったり
• 進行すると、膝の変形(O脚になることも)

治療は、
• 初期なら運動療法(リハビリ)や体重管理、痛み止めの薬など
• 症状が強い場合はヒアルロン酸注射
• 重症なら**手術(人工関節置換など)**を行うこともあります。
変形性膝関節症について
変形性膝関節症について
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