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2025/07/24

アキレス腱症について

アキレス腱症(Achilles tendinopathy)は、アキレス腱に起こる慢性的な変性や痛みを伴う疾患で、スポーツ選手だけでなく一般の人にも起こります。
ここでは「アキレス腱症の主な症状」についてわかりやすくまとめます。



【アキレス腱症の主な症状】

1. アキレス腱の痛み
• 動作開始時の痛み(例:朝起きて歩き始めたとき)
• 運動中や運動後に痛みが増す
• 長時間の立位や歩行でだるさや鈍痛

2. アキレス腱の腫れ・肥厚
• アキレス腱が太く、ふくらんだように見える
• 圧痛があり、指で押すと痛い
• とくにアキレス腱の**中央部(踵から2〜6cm上)**に症状が出やすい(非挿入部型)

3. こわばり感(特に朝)
• 起床直後にアキレス腱周囲が硬く、動かしにくい
• 歩き始めると徐々に軽減してくることが多い

4. 腱のきしむ感覚
• 動かすと「ギシギシ」した感じや摩擦音のような違和感を感じることがある

5. 踵への負荷時の痛み
• つま先立ちやジャンプ動作で強い痛み
• 階段の上り下りでも悪化しやすい
アキレス腱症について
アキレス腱症について

2025/07/20

外反母趾について

外反母趾(がいはんぼし)の症状は、足の親指(母趾)が外側(小指側)に曲がり、関節が変形してしまう状態です。以下に主な症状をまとめます。



👣 外反母趾の主な症状

✅ 1. 母趾の変形
• 親指の付け根(中足趾関節)が内側に突出し、親指自体は小指側に曲がる
• 重度では親指が他の指に重なることも



✅ 2. 痛み・腫れ・赤み
• 特に親指の付け根が靴に当たって痛む
• 長時間歩くと悪化しやすい
• 炎症を起こすと腫れて赤くなる



✅ 3. タコ・ウオノメの形成
• 足裏や指の間に**胼胝(たこ)や鶏眼(うおのめ)**ができやすい
• 指が変形して圧迫や摩擦が増えるため



✅ 4. 足全体のだるさ・疲れやすさ
• 足のバランスが崩れてアーチが低下
• 歩くたびに疲労がたまりやすい



✅ 5. 歩行障害・姿勢の崩れ
• 親指が使えなくなると、歩き方が不自然になる
• 重度では膝や腰への負担も
外反母趾について
外反母趾について

2025/07/16

坐骨神経痛について

坐骨神経痛の症状は、「坐骨神経」が何らかの原因で圧迫・刺激されることによって生じます。以下に代表的な症状をわかりやすく整理します。



🧠 坐骨神経痛の主な症状

✅ 1. 痛みの広がり(放散痛)
• 痛む部位:
 臀部 → 太ももの後ろ・外側 → ふくらはぎ → 足の外側や足先
• 特徴:
 神経に沿って「線状」に痛みが走る
 →「ビリッ」「ズキズキ」「チクチク」などと表現されることが多い



✅ 2. しびれ・感覚の鈍さ
• 部位:痛みと同じ範囲(臀部〜足先)
• 特徴:しびれだけで痛みがないこともある



✅ 3. 動作による悪化
• 悪化する動作:
• 長時間の立位や歩行
• 椅子から立ち上がる
• 前かがみ
• くしゃみ・咳
• 腰を反らす動作
• 座っていると逆に楽になる(ただし梨状筋症候群では逆に悪化することも)



✅ 4. 筋力低下・脱力感
• 足に力が入らない、つまずきやすい、つま先が上がりにくい(下垂足)
• 階段の昇り降りが難しいと感じることも



✅ 5. 動かしにくい・つっぱり感
• 足の後面に突っ張り感や重だるさ
• 特に朝や長時間同じ姿勢の後に強く出ることがある
坐骨神経痛について
坐骨神経痛について

2025/07/09

テニス肘について

「外側上顆炎(がいそくじょうかえん)」は、テニス肘(lateral epicondylitis)とも呼ばれる、肘の外側にある上腕骨外側上顆という部分に炎症が起きる疾患です。主に手首を使う動作の繰り返しが原因で、前腕の伸筋群に過度な負荷がかかって発症します。

🧪 テスト法(徒手検査)
• Thomsenテスト(手関節伸展抵抗テスト)
→ 手首を伸ばした状態で抵抗をかけると、肘の外側に痛みが出る。
• 中指伸展テスト
→ 中指を伸ばした状態で抵抗をかけると痛みが誘発される。



🧾 関連する筋肉
• 短橈側手根伸筋(たんとうそくしゅこんしんきん)
• 総指伸筋(そうししんきん)など
テニス肘について
テニス肘について

2025/07/06

打撲について

打撲(打ち身)の治癒期間は、症状の程度(軽度〜重度)や部位によって異なりますが、一般的には以下のようになります。



🔹【軽度の打撲】

(皮下出血や軽い腫れ、痛みがあるが、日常生活に大きな支障なし)
➡ 3日〜1週間程度で回復
• 青あざ(内出血)は、色が変化しながら1週間ほどで消えることが多いです。



🔹【中等度の打撲】

(腫れが強く、圧痛や動作時痛があり、動かしにくい)
➡ 1〜2週間程度
• 筋肉の損傷がある場合、回復までにもう少しかかることも。



🔹【重度の打撲】

(広範囲な腫れ、強い痛み、深部の損傷、血腫がある)
➡ 3週間〜1ヶ月以上かかることも
• とくに太ももなどの筋肉が分厚い部分では、**筋挫傷(コンタクチャー)**に発展することもあり、長引くケースもあります。



🚨以下のような場合は早めに受診を
• 痛みがどんどん強くなる
• 腫れが引かない
• 関節が動かせない
• 感覚異常(しびれなど)がある
• 発熱を伴う



必要に応じて、安静・アイシング・圧迫・挙上(RICE処置)が基本となります。
必要なら、治癒期間に応じてストレッチやリハビリも有効です。
打撲について
打撲について
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